メイクがなんとなく変なので 友達の美容部員にコツを全部聞いてみた 【読書感想文】

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10万部突破の人気の一冊です。

作者はマンガ家 吉川景都さん。
現役美容部員のBAパンダさん。

お二人は小学校からの30年来のお友達なのだそうです。

私もコスメ、メイクが好きで

手放しで「好き」だと言える数少ない趣味でもあります。

大人になるにつれ、メイクに対する考えも、変化と進化を経ましたが

まだマイベストは見つかりません。

今回この一冊を参考にしたことで新たな気付きがありました。

忘れていた「楽しむ」感覚です。


メイクの目覚め


私の母はお化粧をしない人だったので、

化粧品にふれる機会はほぼ無く

子供ながらに人一倍お化粧というものに魅せられていました。

プチプラコスメを買い、美容雑誌を読み始めたのは中学生から。

自分に自信がない中で、メイクは自分を好きになれる魔法でした。

ものすごい集中力で、隅々まで美容雑誌を読んでいたのを覚えています。

ももんが
ももんが

大失敗してました。
いわゆる黒歴史です。

おやつ
おやつ

じ、時代背景もあるよね
(フォロー)

ももんが
ももんが

でも、今よりずっと自分を楽しもうとする元気
向上心であふれてた!


今はブルーベース、イエローベースと肌の色味を

サロンや本、ネットでも手軽に診断できますし

各メーカーもパーソナルカラー別の色味を出してくれることで

格段に自分に合う色を探しやすくなっています。


当時はそういった事も知らずにいたので

失敗も多かったです(語り尽くせない)

でも、あの時あれだけ色んなメイクに挑戦したことで

自分に合うメイク、自分が好きなメイクを知る事ができました。

あの時の私を笑われたとしても、変わろうとした自分を褒めたいです。

本作の見どころ

タイトルの、なんとなく変、と思う感覚がわかり過ぎて

共感の嵐でした。

現役美容部員のパンダさんの解説が素晴らしく的を得ていて

眉の整え方、描き方、どう見せたいか、

チークの位置やリップの色味、大人に適したハイライト使いと、

まさしく今日得た知識を明日活かせる内容です。

個人的に、画像がない事がむしろ良いと感じました。

画像があると参考にはなるのですが、

モデルさんとあまりに違い過ぎる事は、悩み解決にはならない気がするのです。

※おすすめしているコスメはちゃんと画像が載っています。

パンダさんがどちらのメーカーのBAさんかは本編で明かされてはいませんが

日々勉強し、接客し、いかにメイク悩みを解決しているかが伝わります。

早速実践してみたい!、と思えるような、ポジティブなメイク理論です。


なぜ仕上げ時にこの形のブラシを使うのか、など

そういう形のブラシがある事(毛の材質・硬さ)は知っていても

使うタイミングや適した使用法は知らないものです。

ももんが
ももんが

例えばファンデーションブラシとチークブラシ。
柔らかさや粉含みが違います。

はにわ先生
はにわ先生

ワシが知っとるのは
でっきぶらし、歯ぶらし・・・
使う洗剤が違うことくらいは知っとるぞ

どうしたくて、こう使う、という流れがよくわかります。

コスメカウンターに抵抗がある方は非常に多いと思います。

何か買わなきゃいけないのか、ダメだしされるのが怖い、圧を感じる、

よくわかります。私も未だに抵抗はあります。

しかし、パンダさんのようなBAさんもいます。

プロの目と技で、新たなテクニックを伝授してもらうのも良いです。

※BAとは、ビューティーアドバイザーの事です。

参考になったベースメイクのコツ


  
ベースメイクのアイテムで迷ったら、

「譲れないこと」をひとつ決める

引用:メイクがなんとなく変なので 友達の美容部員にコツを全部聞いてみた


ツヤ肌なのか、欠点カバー重視なのか、崩れにくさなのか、

譲れないことを軸にすると、アイテム選びがスムーズです。

私の場合は時短、落としやすさ、自然さ、です。

肌が弱めなので、塗り重ねると何が刺激になるかわからないのと

カバー力にこだわると落としにくくなるので

軽く自然に見えるベースメイクが定番なのです。


かしこまった場やおでかけする時には、

ツヤと血色を意識して、崩れ際がきれいなメイクを意識します。


クッションファンデは調整しやすく、愛用しています。

カバーしたければコンシーラーとパウダーを足すなど

自分の認識が本の内容から大きく外れてはいなく、ほっとしました。

自分を彩る楽しさ


私自身、少しばかりコスメ好きなこともあり

自分が使ってみて良かったアイテムを友人に話したりもするのですが

そこには自分なりのおすすめポイントがあって

そのコスメに人気があるから、というよりも

その方に似合いそう、もっと自分を楽しんで欲しい、という思いからです。

家族や家の事に精一杯な年代でもあり、

自分の事なんて四の次、五の次、になりがちですが

時には自分のアップデートを楽しんでみるのもいいですね。

気晴らしになります。


持っているアイテムを活かすもよし、

今のメイクが気に入っているのであればそこにひと工夫もよし。

「もう歳だから・・・」なんて言わずに

自分なりの楽しさを見出せたら良いですね。

流行りや価格じゃなく、新たな自分が見つかるのが

メイクだと思っています。


私がメイクを覚えてから、母の毛染めをしたりメイクをしたりと、

うれしそうな母を見れた事も幸せでした。

メイクは欠点を隠し通すためのものではなくて

今の自分を輝かせるものです。

新しいリップでも見に行こうかな、と思えて、良い刺激をもらえました。



↓続編も出ています。読むのが楽しみです!

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