我が家は図書館が大好きで
ありとあらゆるジャンルの本を読むのですが
子供と一緒に行く時にはそれぞれが好きなコーナーに散ります。
気分によって、その時の思いつきで
写真集や図鑑、絵本コーナーや小学生向けのコーナーに行きます。
そこでも元来の好奇心で色んなジャンルの本を読みます。
子供コーナーの本でも、大人向けの本と変わらない内容でありながら
わかりやすく、読みやすく書かれていて学びが多いのです。
そこで手に取った「オニの生活図鑑」
作者はヒサクニヒコさん。
恐竜研究家でもあり、不思議大好き人間とご自身を表現するように
河童や天狗など、おもしろそうな作品がたくさん!
鬼とは。
というシンプルな疑問。
検索すればありとあらゆる説や由来が出て
それは妖怪であったり、人の心に巣食う悪心であったり
架空の生物のようでリアリティもある鬼という存在。
「鬼滅の刃」で描かれていたように、
美しくも醜くもあり、残虐で悲しく血に飢えて
人とは共存できない者、なのでしょうか。
そんな考えもある中で読んだ「オニの生活図鑑」
非常に平和なオニ達の暮らしが描かれています。
人間は一度も登場せず、
山のオニ、海のオニの主食や仕事、
どんな場所で暮らしているかがかわいく解説されています。
「ウォーリーを探せ」ほどの密集具合ではないものの、
こういう、1ページの中にたくさんの数が描かれてそれぞれが
土器作ったり鍋をかき混ぜたり、干物を作ったりしていて
「あっ、こっちで金棒作ってる」
「竹籠編んでる」「魚焼いてる」
ひとりひとり見るのも楽しいのです。
ふんどしのしめ方も解説されてました。
トラ柄のパンツのイメージがありますが、狼の皮でした。
海のオニが貝や魚をとり、塩や海産物を加工する
山のオニが金棒を作ったり酒を造ったりして
それを交換したりするのだそうで、(海の幸と山の幸)
オニの一族は赤ちゃんがうまれたら産湯がお酒だとか
物騒な内容はひとつもなく、
昔話のようにほっこり読めました。
おやつが山オニ族の衣装モデルをしてくれたので
載せておきます。
(楽しい・・・!)
左:山オニ族の占い師の装い。熊の毛皮と頭蓋骨の杖がポイント
右:山オニ族の男性正装。ネックレスは熊の歯や爪
長女のねぴーが描いてくれた、皮狙いのオニの図。
怖い鬼の話も好きですが、
こういった鬼の話も良いですね。
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