「やまと まな」
スーパーの地場野菜コーナーで見つけた野菜です。
お名前みたいだねぇ
アブラナ属のツケナ類の中で原始型に近い品種との事。
奈良時代初期に書かれた「古事記」に「菘」(すずな)と記載があり
日本で最も古い野菜のひとつなのだそうです。
すずなといえば七草、かぶのことです。
私も漢字を知りませんでしたが
くさかんむりに松と書くのですね。
(店名をハチステッカーで覆ってみたら
最初からそういうシールが貼ってあるように見えるような)
福島と大阪では気候も違い、名称が違う事がよくあります。
福島に住んでいる頃はイカナゴやグレなんて知りませんでしたが
呼び名が異なるためでした。
イカナゴ=小女子(こうなご)
グレ=西日本での名称。メジナのこと。
この「まな」も、「しろな」も知りませんでした。
逆に大阪では、メヒカリやジュンサイ、
あんぽ柿や身不知柿など、きっとあまり知られていないと思うのです。
当時は太刀魚も知りませんでしたが
このあたりでは身近で、気軽に釣れる魚でもあります。
最初に見た時、テレビで見た危険な魚のダツかと思い
漁師さん大変だなぁ、と思っていました。
こういった新鮮な気付きを、記録していこうと思います。
大根の葉のようです。
こうしてみると、加熱しても繊維がしっかりしていそうな。
素材の味・・・ということで
茹でずにシリコンスチーマーでレンチン→ポン酢。
あんなにシャキッとハリがあったのに
加熱すると加工しやすい柔らかさに。
甘みがあって、クセや苦みがなく、とても食べやすいです。
翌日、束の半分を
塩コショウ・ニンニク・酒で下味をつけた鶏もも肉と
大和まなを炒め、火が通ってからプチトマトを一緒に焼いて出したら
娘たちにかなり好評でした。
緑が鮮やかで、油なじみが良く
オリーブオイルとよく合いました。
娘談:「なんだかすごくおしゃれな料理っぽい」
娘たちがパクパク食べていたので(即完食)
少し意外でもあり(ほうれん草は好きでも小松菜はそうでもない)
実際とてもおいしい野菜だったのです。
また見つけたら買いたい野菜です。