100日後に死ぬワニ  【読書感想文】

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著者はきくちゆうきさん。

当時Twitter(現X)で話題になった作品です。


二年ほど前に娘たちが読んだそうで

気になってはいたものの、読めないままでした。

長女のねぴーが当時(小学校高学年)

「なんていうか、悲しい、お話」といっていて

子供心でそう感じるのは、どういった描写からだろうと

気になっていたのです。


ネタバレになるような表現は控えますが

死を常に意識して生きる者として、改めて思うのは

日常の意味でした。

なんてことのない毎日も、終わりへのカウントダウンは始まっているのかもしれなくて

それは考えてもわかることではないけれど、万人に与えられた宿命であり

どう後悔なく生きるか


作中での、ゆるくて居心地のいい友情模様も、淡い恋心も、

それぞれが共有した時間や景色や味。思い出。

ちゃんと自分も、その中の部品だという事。

ふかひれ
ふかひれ

部品、そしてそれぞれが
主人公だね


写真を撮る事も減りました(ブログのお菓子画像はよく撮ります)

娘たちは幸い(今のところは)カメラを向けてもいやがらずに

ポーズをとったり笑ってくれたりするので

たくさん撮っておきたいと思っていながら、

目の前のやるべきことをこなすうちに毎日が終わっていきます。

本当に毎日が、あっという間に、早送りの映像のように。

気が付けば子供の寝顔画像ばかり増えていきます。



小さかったねぴーの背が、私に追いついてきました。

膝くらいの高さにいた我が子を抱き上げていた時から何年経ったでしょう。

こうして一日一日、過ぎていく毎日の中で

今日をどう生きるか、明日をどう生きるか。


人それぞれに答えがあるのでしょう。



作中、冬から春へと季節が変わっていき、

100日後の景色は満開の桜

今現在の季節と一緒で、より一層気持ちが入りました。


新しい季節を目前にして、明日を思います。

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