作画は大谷じろうさん
協力は日本バーテンダー協会
表紙とタイトルだけを見ると、デートのレクチャー?なんて思ってしまいましたが
そんな浮かれた内容ではありませんでした。
とてもわかりやすく、マンガでBARの楽しみ方を教えてくれます。
わしを古墳に連れてって!
ということかの?
あたいを味噌蔵に連れてって!
ってこと?
うん、
そう・・だよ・・・
マンガの合間に、おすすめの名店情報や
バーテンダーさんの事が書かれていたり。
海外ではバーテンダーを「夜の神父」と呼ぶ人がいる、という話や
小説家がよく通う文壇BARがあること(気になる!)
映画に登場するカクテルなど、
興味深い内容でした。
BARでお酒を楽しむ作法、マナーが解説されていて
これをふまえて向かうのと、知らずに行くのでは
楽しみ方も余韻も変わると思いました。
プロが作るおいしいお酒を静かに味わう空間、ということで
その状況をスマートに楽しめたら、素敵な大人の時間になると思います。
カクテルのレシピや、初心者におすすめの注文も記載されています。
そういえば以前、ノンアルコールカクテルをメインに、
BARの雰囲気で楽しめる、昼間だけど夜のような場所、が
テレビで放送されていたのですが、少し背筋が伸びて楽しいでしょうね。
ちょっとした非日常は、自分が思うよりずっと心に何かをもたらすと思っています。
かつてはお酒が好きでしたが、子供をきっかけに飲む機会もなくなり
元夫が下戸だったことで家で飲むわけにはいかず
自分で作った梅酒を飲むとか(作るのが好きです)
缶チューハイを一本飲む程度に。
おいしいお酒、好きだったのにね
今は、週に1度くらいです。
休みの前の晩など、飲んでも大丈夫な時には少しだけ。
お酒の味が好きで、20代の頃は(凝り性なこともあり)お酒を集めるのも好きでした。
ボトルやラベルが素敵で、お酒にまつわる由来やネーミングなど
今思えばかなり、そこに情熱がありました。
20代前半から一人暮らしをするようになり
ひとりでBARに行くようになったのですが
思い出せばいつもおいしく、そして楽しかったのです。
今みたいにスマホはありませんでしたが、マスターとお話したり
お酒に詳しい方と語り合ったり、おすすめのお店を教えてもらったり。
大阪に引っ越してきてからも、BARで友達ができた事で世界が拡がったり
仕事帰りに、降りた駅のそばで2,3杯飲んで帰るような時間は
今ではとても昔のことのようで、尊い記憶です。
自分のために作られた、きれいでおいしいお酒を
その日を頑張ったご褒美にいただくのは
優雅でとても贅沢な時間でした。
娘たちが巣立った後には、またそんな趣味も復活したいです。
それまでは、娘たちがゴリゴリ絞ってくれたグレープフルーツでお酒を割ったり
おつまみ争奪じゃんけんで勝ち得た柿ピーをバリボリ食べたり
食べ残したマシュマロをコーヒーにのせてもらったり
・・・今だからこそ味わえるグルメを満喫しようと思います。
笑ゥせぇるすまんの
「BAR魔の巣」ごっこ
もしくはどうぶつの森の
「喫茶ハトの巣」ごっこしたい
えーっと、
誰が・・・誰役をするんだろう・・・
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