下着事情についてもまだ書けていませんが、
脱衣するシーンについてのお話です。
残念ながら
乳がん患者は、温泉や銭湯を諦める方が多いのだと思います。
その理由と入浴衣、入浴施設利用についてのお話です。
というのも、去年9月に入院手術をしてから
3か月ほど、スーパー銭湯に行けませんでした。
我が家は温泉・銭湯が大好きで
月1、2回は銭湯に行っていました。
いいな いいな
人間っていいな
すぐ行ける距離に、設備の充実したスーパー銭湯が多く
テーマパークよりスーパー銭湯、というくらいに
あちこちのお風呂を巡ってきました。
片胸が再建された状態の時には、
そちら側の肩にタオルをかけていれば
問題がなかったので、平気でした。
でも、さすがに両側となると
かなり隠しにくいのです。
ねぴーが常に立ちはだかって視線を遮ってくれるけど
お母さんの荘厳な幅を思うと・・・。
しゃんめ!(方言)
長年の銭湯愛好家として編み出したのは
体を拭く為ではなく、傷跡隠しのためのタオル装備
〇脱衣所のロッカーは突き当り壁側中段(戸で隠れる)
〇厚手のタオルをたたんで片腕で胸に抱えて歩く(浸かってる時は頭に乗せる)
〇洗い場は隅っこ。片側が壁だと良い(シャワー室もよい)
〇泉質や入浴剤などで濁ったお風呂があること(入れば隠れる)
〇蒸気のサウナなら視界がぼやけて隠さずにいられる
〇土日祝日を避け、平日夜。
こんな工夫、できればせずにいたいのですが
やはり人目が気になります。
見えて当たり前の部位なだけに。
(視力が良いので、人の視線の先もわかりやすいのです)
開き直って丸出しでもいいのですが
見る方によっては見た目が残酷に感じる方もいそうで
驚かせたくもなく、怖がらせたくもなく。
公衆浴場、旅館・ホテルの浴場、サウナなどでは、
乳がん手術や皮膚移植などの傷あとをカバーする
専用入浴着を着用したまま入浴することができます。
入浴着を着用される方々も気兼ねなく入浴できるよう、
入浴施設等の事業者、従業員や入浴施設を利用される皆様の
ご理解とご配慮をお願いいたします。
【入浴着とは】乳がんや皮膚移植の手術により傷あとが残った方が、
引用:厚生労働省
周囲を気にすることなく入浴が楽しめるように、
傷あとをカバーするために開発・製造された専用の入浴肌着です。
脱衣所などで着用し、浴槽に入る前には付着した石けん成分をよく洗い流すなど、
清潔な状態で使用される場合は、衛生管理上の問題はありません。
このように、厚生労働省や
日本乳がんピンクリボン運動でも
入浴衣、バスタイムカバーの使用と理解を広めて下さっていますが
それでも利用者を一度もお見かけしたことはありません。
私も、逆に目立ってしまいそうで利用したことがありません。
そういった理由から
乳がん患者は、温泉や銭湯を諦める方も多いのだと思います。
そんなのって、悲しいや
社交性だけはありまくりの私なので
例えば近くにいるお子さんに
「お洋服着たままお風呂入ってるぅ」と
ご指摘いただいた際には
「おばちゃんおっぱいケガしちゃってさぁ~」と言えるのですが。
宇宙人がおっぱい連れてっちゃった、もいいかも
実際、先日海の帰りに寄ったスーパー銭湯では
日曜で混んでいた事もあり、とても隠しきれず。
気を張っていた私を心配して、ねぴーがずっと
私の前面に立ちはだかってくれていました。
(館内も)洗い場も浴槽も、
露天風呂も人がいっぱいで
どこを見ても全方向に人がいるので常に隠すことになり
のぼせて顔が真っ赤に。
(16時過ぎくらいで明るかったので、なおさらですね)
カバーするとしても何かもう少し簡素な、
それでいて機能的なものはないか
と思うような時間でした。
とはいえ私の性格的には、
丸出しでもよかったりします。
人にどう思われてもお風呂が好きなので
堂々としてたいなぁと思います。
しゃんめ~(方言)
大好きな銭湯通い、これからも続けていけるように
情報収集しながら方法を考えていこうと思います。
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