長編になる為、3記事に分けます。
36歳で乳がん1回目、42歳で2回目のようで
正しく言えばこの、19歳の時の異型小葉過形成が
私の乳がんのスタートです。
part1→しこりを発見し、病院へ向かうお話
part2→手術のお話
part3→異型小葉過形成(ALH)のお話
19歳で気付いたしこり
右胸を、中心で4分割して、左上。
中央寄りの左上部分。
そこに、6ミリくらいのしこりがある事に気付きました。
小さい粒で、痛みはなく、硬くてコロコロ動くような感触でした。
表面から盛り上がるほどではなく、見てもわかりません。
触ってわかるくらいのしこりでした。
近隣の病院に向かう
20歳前後の頃は実家があまり平和ではなく、
私も大したことではないと勝手に思っていたので
母に話したのは数か月後の事でした。
当時、自分でどうにかしようと近隣の病院に行きました。
最初の病院で→「異常なし」
不思議に思って2か所目の病院→「脂肪の塊」
本当に?と思って3か所目の病院で→「骨」
との診断。
ここまで言われたら、大した事じゃないんだろう、と改めて思いました。
自分の体の事なんて、
痩せたいと思うくらいでさほど関心がありませんでした。
4か所目の病院で事態が急変
地元で評判の良い産婦人科に内科があったので
膀胱炎で受診した際に、
穏やかで相談しやすい先生なので
(のちに姉や友人たちの赤ちゃんを取り上げてくれた先生です)
「先生これ何でしょう?」と聞いてみると
先生が神妙な表情で触診、エコーをし、
「これはちょっと、いかんね。
市内の〇〇病院に、月に何度か来る腕のいい先生がいる。
今紹介状を書いてあげるからそれを持ってすぐ、
明日にでも行きなさい」と。
先生はいつも穏やかでそんな雰囲気ではないので
何かこれは、良くないことなんだ・・・と思いました。
ひとりで病院へ向かう
紹介状を持って、家から車で30分ほどの病院へ向かいました。
当時の私はあまり危機感がなく、
病気に関してあまりにも他人事でした。
受付をし、触診、マンモグラフィ、エコーを済ませ、
後日結果を聞きに行くと
私のしこりは白くて丸い玉のようでした。
線維腺腫、針で壊すか、えぐり取るか
比較的若い女性に多い線維腺腫で、見た感じ悪性の乳がんとは言いきれない。
形がいびつではなく弾性のある丸い形。
最初に気付いてから一年経つ中で、大きさの変化はなかったように思います。
とはいえ経過観察するのにも不安がある状態。
今から約23年ほど前の記憶です。
ひとりで行った事で聞きなれない言葉も多く、
当時どう解釈していいのかわからずにいました。
精一杯の記憶です。
先生は色んな方向から針を刺して壊す方法と
しこりの周りごとえぐり取る方法を提示しました。
迷わずえぐり取るほうを選択しました。
針で壊すだなんて、中にたくさん残るのでしょうから。
今後の火種になると思ったからです。
痕が残りますと言われても変更しませんでした。
帰り道、母に連絡した時に
現実味を感じて少し泣きました。
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