著者は西原理恵子さん。
西原先生の本は7割以上読んでいると思います。
子供がまだ小さい頃に、図書館で育児書のコーナーを見ていてその時から。
斬新さと豪快さ、繊細さと切なさ、
驚きや気付き、笑いもたっぷり。
不慣れな土地で知人もそんなにいない中の
出産、育児(残念ながら夫とも不仲で)
遠い実家の母は他界して、子供を抱かせてあげることも叶わず。
育児というものを一体これからどうしていくものなのか
当時の私は随分不安に感じていたように思います。
(結局気合いで乗り切って自分的にはこの上ない大成功だと思ってます)
よく聞く育児あるあるですら身近に赤ちゃんがいた経験も少なく
何の知識もなかったので、どんな知識でも入れておきたかったのです。
少しカタめの育児書を数冊読んだ後に、
なんだか自分はダメな母親のように思えて
今思えば全然それで良かったのに、自信が持てずにいました。
そこで豪快なお話を読ませてもらって、笑いあり、涙あり、
元気をたくさんもらって気分転換させていただきました。
そういえば母も、わりと豪快な育児してくれてたなぁ、なんて
少し重ねてみたりもしました。
私は末っ子なので、母の育児も回数を重ねるごとに
良い意味で大雑把にダイナミックになっていったのだと予想。
娘を育てる私に響きすぎたのは
「性格悪くていいよ」
「人の犠牲になってまで 幸せを逃さないでね」
毎日かあさん名言集より引用
それまで生きてきた自分を振り返った時、
犠牲になることを何度選んでも、
その先は決して自分の思う幸せではなかった、
という事が多過ぎたので、まさしくそう思いました。
「いい子」を頑張らなくていいと。
そしてタイトルの
毎日かあさん名言集より引用
あなたが笑うと あなたの大切な人が笑うよ
私が笑ってなきゃどうするんだ、と心底思いました。
当時子供を抱いて泣きました。
今もこれを読むたびに、ちゃんと笑えてるか?と自分に問います。
家事なんかしなきゃよかったあんなに抱っこしてほしがってたのに
毎日かあさん名言集より引用
1日お風呂に入らなくたって病気にはならない、
洗濯なんて明日でいい、
忙しく動き回って手の込んだ料理を作らなくても
余裕のない日はお惣菜を買えば洗い物をする時間もいらない、
その分たくさん抱っこして笑い顔が見れて、
眠ってしまうまで絵本も読んであげられるのに。
子育てを頑張ってるみなさんに言いたいです。
子どもは親が思う以上に親の笑顔が好きです。
自信なく弱りきっていた自分に、
とても大切な気持ちを教えてくれた
私にとって大切な一冊です。
その娘が中学生になり、この本を読んでいます。
大きくなった娘を今日も抱っこしています。
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